「ISO」や「社内標準化」を推進している企業が多いのはなぜ?導入での失敗例はないの?


【そもそもISOや標準化とは?】
 ISOと書いて「アイ・エス・オー」と読みます。国際標準化機構による国際標準規格のことを指し、電気分野を除いて多方面に管理の標準化について規格化されています。なお、日本では、すでにお馴染みの「JIS(ジス)」日本工業規格と関連性が高いとも言えます。
 ISO9001「品質マネジメントシステム」やISO14001「環境マネジメントシステム」の導入が一時期活発化していました。2000年頃から10年間というところでしょうか。
 品質、環境と分野は違えども、「管理の標準化」を図るという意味では共通しています。この「標準化」とは、書面でルールを明らかにし、いつ・だれでも業務を推進できるようにしたものです。

 このレベルの高い状態を保持するため、社内標準化の徹底と「内部監査」・「外部監査」を受けることになります。「監査」とは、上場企業の公認会計士による監査と同様で、管理の徹底がなされているかを、台帳をチェックしたり、職制への問いかけすることで行われます。特に、管理体制に不備がないか、抜けや不正はないかは厳正に調べられます。

 内部監査は社内の監査員が業務(通常の給与)の範囲内で行うもので、教育を受けた者数人で行います。なお、正直、馴れ合いで行われることが多いため、緊急業務次第では実施しないなど割とルーズに扱われることさえあります。

 一方、外部監査とは文字通り、外部機関による監査を受けるというものです。ISO認定の特定団体により、初回の認証を受けます。その初回認証の「認定書」を目立つ所に掲示している企業が多いですね。一般には、審査に年間百万円程度かかるとされ、大企業や元気のある中小企業が採用しています。


【なぜ推進するのか?】
 ここ数年、企業がこぞってISOや社内標準化、または「見える化」などをすすめてきたのにはわけがあります。

 ISOの目的でもある、「社内標準化」により業務効率を上げること(ISO9001)や「環境負荷」を減らす(ISO14001)ためです。ただし、これは表向きの理由とされることも多いのです。どういうことでしょうか?
 正直なところ、実態は「CM効果」を狙っての事とも言われています。「品質がいい」「しっかりしている」「環境にやさしい」などのブランドイメージを高めるためといった方がよいかもしれません。

このような「CM効果」などISOの本質とずれた事をメインに考えると、企業は次のような失敗に陥いることがあります。

★ISOや社内標準化の失敗例
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2021年5月24日