マーケティング戦略・戦術の基本は?(2)




【マーケティング要素のサンプリング手法】
「アンケート」 : 顧客への直接聞き取り、街角調査、電話、はがき郵送、FAX、ネットなどがあります。協力者募集のためにはなんらかの「プレゼント」をしないとサンプリングできないので、一定の投資が必要です。なお、このプレゼントを「する」と言っておいて、実際は「していなかった」場合、「景品表示法」違反となりますので、ご注意を。

「実地調査」 : 売り場などの現場に出向いて、観測する方法です。プレゼントは不要ですが、調査員の給与と交通費が必要となり、やはり一定の投資が必要です。

「ディーラー・ヘルプス」 : 大手電器店などでみられる形態でこれもマーケティング手法です。製造会社の営業マンが販売店の店舗でセールスをする行動です。給与は製造企業がもつので、販売店側は大助かりですが、倫理上の問題点が指摘されています。商品の善し悪し以前に、顧客への印象が悪いです。

「試供品」 : 自信のある消費性の商品なら有効でしょう。しかし、多額の出費はさけられませんし、試供の段階で飽きられる可能性もあるので、若干バクチの要素があります。

「デモンストレーション」 : 消費者教育の一環です。顧客に使用方法等を伝えつつ、販売する昔ながらの形態でしょう。

「コンテスト」 : クイズ(チラシやテレビ)でプレゼントとして商品をさしあげたり、商品名を応募させたりしてプロモーションします。



「クチコミ」 : 昔ながらの井戸端会議や職場での噂から、ネットのくちこみサイトまで様々です。顧客かつ素人による実地調査で、素直な感想がそのまま書かれるのが特徴的です。但し、素人ながらの乱文や調査の甘さ、作為的な紹介もあるため、あくまで参考値のひとつとすべきでしょう。なお、「酷評」や「悪意のある誹謗中傷」のクチコミをした(された)場合は裁判による「損害賠償」や「逮捕」もありうるので、書く方も書かれる方も互いに注意が必要です。

「POSシステム」 : 「販売時点情報管理システム」のことです。コンビニではお馴染みで、販売と同時に需給を判断します。「EOS」という「自動発注システム」と連動していることが多いです。なお、設備投資に多額の資金と人員が必要ですので、大手向きと言えるでしょう。

「一方的広告」 : チラシ、ダイレクトメール(DM)、ポスター、ラジオ・テレビCMの総称です。一方的な情報発信であり、相手にどの程度伝わったかわからない点がマイナス点で、しかも、広告代理店やメディアへの多額の出費を要します。20世紀型の広告で、今後は衰退していくことが見込まれます。

「双方向型広告」 : ネットのHPに「アドセンス」として貼られているものがあります。当サイトにも数か所に貼ってあります。顧客がHPを見たり、バナー(広告用アイコン)をクリックすることで購買意欲や顧客行動が詳しくわかり、さらには実際に購入フォームまで誘導する事ができるシステムです。さらにコストもあまりかからない究極のプロモーションといえるでしょう。IT企業各社が参入してきてますが、まだまだ黎明期でさらに利便性が高まるものと思われます。


  ★まとめ
 マーケティングの戦略と戦術は多数ありますが、多角的に組み合わせて、判断・実行します。
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2021年5月24日