商慣習上の伝票や書類をいちいち発行しなければならないのはなぜですか?(2)




 各書面の「発行の義務」や「規定の書式」はありません。実は、「法律上の細則」は定められてはおらず、決まったルールやフォーマットがあるわけではないんです。個人の買物などのように見積書や注文請書のない取引も頻繁にされてますし、各書面の書き方も会社ごとにレイアウトが違ったりします。しかし、商慣習上の「しきたり」というか、「常識」のようなものがあり、これは守らねばなりません。中には書かないとトラブルがあったときに不利になってしまうというものもあったりするからです。



【しきたり一例】
 ・「見積書」 :
 「有効期限」を忘れず書きます。いつまでも商品・サービスや価格が同じとはならないからです。
 ・共通事項 :
 金額(数字)に改ざん防止の工夫をします。金額の前にすきまなく「¥」を、後には「−」そして、「カンマ」を書き込みます。例えば「\15,000-」です。
 あと、「領収書」の収入印紙添付と消印は税法(印紙税法)上の規定といえるでしょう。貼り忘れると税務署から付帯税がとられる事もあるので要注意です。


  ★まとめ
 法律上の発行義務や規定の書式はありませんが、商慣習上のしきたり・常識の観点から発行されるためです。
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2021年5月24日