家族・親族が死亡したら、何をどうしたらよいですか?(2)




<葬儀は?>
 必須ではありません。法律としても、「葬儀を執り行わなければならない」などありません。慣習としては、やって当たり前だった時代が確かにありましたが、これからはそうでもなさそうです。お金の掛かる寺院を借り切って行う葬儀から、コストを切り詰めた「密葬」まで、様々あります。極論を言えば、死亡診断と火葬だけが必須項目ですから、あとは全てオプションとなります。

<埋葬?>
 埋葬と言えば、「墓地に墓所、墓石を購入して埋葬」というのが、これまでの常識だったことでしょう。せいぜい、役所に許可をもらって「散骨」といったところでしょうか。近年の不況で高い檀家料や墓地の維持費を払うのに抵抗を感じる方が増えてきているような気がしています。ひどい場合は、宗教法人とのトラブルのケースもあるそうで、今や「墓地を買って埋葬」は常識ではなくなってきている気配を感じますね。

 この埋葬については、最近、様々な考え方があるようです。テレビ番組にもなってましたね。法律上は「埋葬する場合」は、宗教法人の墓地に埋葬することとされているらしいのですが、これを異に解釈し、「埋めないで自宅に保管する」方法をとる方が出現してきているようです。確かに、法律の条文上は問題ないようです。具体的には、仏壇の内部に収納するらしいです。他にも、インターネット共同墓地などもあり、ほんとうに様々になってきつつあります。かつて必須だった「埋葬」もわずかもすれば、「オプション」という日が来るでしょう。



<相続税について>
 近年、相続税の徴収が厳しくなる話が出てきています。基礎控除の法改正や株価の算定方法の改正などありました。名目は、所得の再分配です。

 なんにしても、葬儀や手続きなどで、慣れないことでバタバタします。くれぐれも、お体ご自愛ください。わからない点などあれば、FP、税理士、司法書士などが相談に乗ってくれますよ。


★まとめ
 喪に服したいのに、あれこれやることがあります。お体をこわさぬよう、法律上の必須項目から1つずつ潰していきましょう。わからないことはプロであるFPなどに相談するとスムーズにいくと思います。
<<前ページへ戻る

この度は、「ファイナンシャルプランニング事例対応逆引き事典」にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。お陰様で10周年を迎えることができました!

当サイトは、現在、「あすも/道明誉裕税理士事務所」の「子サイト」として位置づけております。 現在も毎日ご利用頂いているお客様がいる関係で、引き続き管理運用しておりますが、2011年に制作したものであるため、ホームページのプログラミング上の構造が「旧式」のものとなっております。 また、今回ご覧頂いた内容について、ページによっては、お客様の求める情報としては、既に陳腐化した古いものとなっている恐れもあります。
以上、ご留意の上でご利用頂ければ幸いでございます。

 なお、インターネットセキュリティ上の安全な閲覧、最新情報の閲覧、お問い合わせ等につきましては、当サイトの親サイトである「あすも/道明誉裕税理士事務所」へ是非お越しくださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。


「あすも/道明誉裕税理士事務所」公式ホームページへリンクします

2021年5月24日