将来、年金はいくらもらえるのでしょうか?(2)




 ビジネス紙などの調査によると、今の若い世代は支払いに対して受給が少なくなるだろうと予想されています。さらに、「本当に将来年金がもらえるのか」については、日本経済が破綻しないかどうかにかかってきます。日本国債が債務不履行(デフォルト)になったら、国家経済も破綻、よって、自動的に年金も破綻です。最悪、日本円が紙屑になることも容易に想像されます。正直、ギリシャ・イタリア・スペインの危機的状況と日本の債務残高を鑑みると、最悪の事態も想定に入れた方がよい状況になってきました。



 個人としての対策を挙げてみます。ビジネスや生活の拠点を「後進国」におく手もあります。日本にいたいなら、資産をお金から物(ブツ)に移転することも挙げられるでしょう。例えば、田舎に農園を持っておく、資源が出る土地をおさえる等が有効だと思います。

 太平洋戦争を生き残った人の話を聞いたことが未だに忘れられません。軍費を捻出すべく、政府(軍部)が軍票を大量に刷ったことで、ハイパーインフレがおこり、一般市民の資産価値が著しく低下した歴史があります。「あのときは、帯紐(おびひも)一本すら買えなくなった」と言ってました。政府に資産を事実上凍結されたようなものとも言ってました。

 以前ある政治家が「デフレ脱却に、日本銀行の輪転機をまわせばよい」と発言していました。歴史は繰り返すと言います。行政等を過度に信用せず、自分の身は自分で守るしかなさそうです。戦略を練りましょう。


  ★まとめ
 年金受給額は、スライド率や受給者の職業変遷がありますため、計算が複雑になります。一般の方は「ねんきん定期便」を見るか、FPに試算してもらうかで確認しましょう。あと、年金はもらえないかもしれないことも想定に入れて、事前に行動することも大切です。
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2021年5月24日