FPの神器に「6つの係数」というのがあるそうですね?(2)




●年金終価係数 :
 毎年積み立てて、複利運用した結果、将来いくらになるか計算するための係数です。

 毎年の積立額 × 年金終価係数 = 将来いくら?

●資本回収係数 :
 今の元本から、複利で運用した結果、毎年の年金受取額(または借金返済額)を求めるための係数です。

 今の元本 × 資本回収係数 = 毎年の年金受取額(または借金返済額)はいくら?

●年金現価係数 :
 毎年受け取る年金額のため、複利計算上、今元本いくら必要?

 毎年受け取りたい年金額 × 年金現価係数 = 今元本いくら必要?



 これらの性質を利用して、色々な経済事象にも応用できるのです。例えば、「年金」と名がついていても借金の返済金の複利計算にも応用可能です。また、会計では、ファイナンス・リース取引の見積購入価格や減損会計の使用価値などを求めるための割引現在価値計算で、現価係数と年金現価係数は大活躍します。FPや銀行窓口担当者に限らず、公認会計士や税理士もつかうたいへん便利な係数です。

 なお、係数をすべて暗記することは不可能です。なぜなら、金利や期間がわずかでも違えば大きく係数も変わってくるため、係数は無限に存在するからです。よく使うか、または、これから相談でつかいそうな係数だけ記した一覧表を手許において相談等に臨むと良いでしょう。
 できれば、電卓でその場で自分で出せるようにするのが最も理想的でしょう。


  ★まとめ
6つの係数について説明しました。暗記は不要ですが、自分で電卓で導けるようにしておきたいところです。
<<前ページへ戻る

この度は、「ファイナンシャルプランニング事例対応逆引き事典」にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。お陰様で10周年を迎えることができました!

当サイトは、現在、「あすも/道明誉裕税理士事務所」の「子サイト」として位置づけております。 現在も毎日ご利用頂いているお客様がいる関係で、引き続き管理運用しておりますが、2011年に制作したものであるため、ホームページのプログラミング上の構造が「旧式」のものとなっております。 また、今回ご覧頂いた内容について、ページによっては、お客様の求める情報としては、既に陳腐化した古いものとなっている恐れもあります。
以上、ご留意の上でご利用頂ければ幸いでございます。

 なお、インターネットセキュリティ上の安全な閲覧、最新情報の閲覧、お問い合わせ等につきましては、当サイトの親サイトである「あすも/道明誉裕税理士事務所」へ是非お越しくださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。


「あすも/道明誉裕税理士事務所」公式ホームページへリンクします

2021年5月24日