私は２０代ですが、どの様に人生設計とマネープランを組んだらよいでしょうか？
・就職し、自立された方で、結婚も視野に入れている方
仕事の熟練度の向上が最優先で、職場の方とのお付き合いがあり、なにかと出費も多いことでしょう。また、ストレス発散のための趣味への出費も多いかもしれません。しかし、結婚資金やマイホームの頭金などお客様の将来の目標のため、コツコツと資金を貯める必要があります。１００％交際費・レジャー費とはせず、少なくとも給与収入の２分の１は銀行預金に預け、低リスクの貨幣性資産としましょう。若く、かつ出世などに焦りを感じるとハイリスクハイリターン商品に目が行きますが、一定程度の慎重さも大切です。
貯蓄するために、毎月一定額を積み立てる形式（積立預金・積立定期預金）がよいかと思います。投資性のあるもので、ローリスクなものには、「金銭信託」というものもあります。みなさんのお金を、他人のマイカーローンや住宅ローンなどに充て、配当として還元してもらうものです。配当性向は低いため、低金利の利息と同じ性質とされますが、手堅い貸付金による投資とも考えて良いでしょう。普通預金や通常貯金よりは多少有利で、マイナス金利時代の新たな貯金と考えても良いでしょう。「普通預金」や「通常貯金」では、１００万円半年預けて、数円の世界なので、今の時代、財産形成はできませんよね。
なお、将来の元利合計額を知るには、銀行窓口のファイナンシャルプランナーなどに相談すると良いでしょう。一定の積立額に年金終価係数を乗じれば、将来の元利合計額を求める事ができますので、ＦＰが計算してくれます。逆に、目標額を貯めるのに、毎月どれだけ貯蓄したらよいのかは減債基金係数を用いると良いのですが、これもＦＰが計算してくれます。
・稼いではいるが、特に結婚など考えてはいない方
上記の「結婚を考えている」方と違って、多少の「冒険」はできるかと思います。「貯蓄性」のある商品よりも、「投資性」のある商品を選ぶのも一つの手です。「投資」にはリスクがつきものです。投資性商品を購入する際には、必ず、「リスク」の説明と承諾がありますが、投資の基礎知識くらいは最低でも身につけておかなければなりません。ファンダメンタル分析、テクニカル分析など、投資の知識を蓄え、自信がついたら少額から投資を始めてみるのも良いかと思います。
若い分、投資のための元手も少ない方が多いかもしれません。その場合、譲渡・配当所得税等の非課税の恩恵が受けられる「ＮＩＳＡ」や「積み立てＮＩＳＡ」にトライするのも良いでしょう。一定期間の一定の枠内での所得税・住民税の非課税を受けることができ、税金を引かれず、もうけ分は全てみなさんのものとなります。
また、「信用取引」というハイリスク・ハイリターンな投資もあります。機関投資家やデイトレーダーの人たちは、大抵この信用取引によっている様子です。株価の下げ相場を利用して、売りから始めて将来的に買い戻す「カラ売り」という独特の取引手法もできます。下げ相場は早い下げとなりますので、瞬発力に自信がある人は、カラ売りで下げ相場を狙うのもよいかもしれません。ただ、カラ売りは、株価が上がり続けると、青天井で損失を被るという超ハイリスクとなっておりますので、投資の知識と経験がより必要になります。信用取引を始めるため、証券会社側からの投資知識と経験の認定を受けることや建玉・買い付け余力とされる現金や株式などの資産を証券会社に担保として預けておく必要もあります。
他にも、下火かかりましたが、ビットコインやワラントなどもあります。
なんにしても、多少の無茶ができるのは、若さの特権です！失敗してスキルを付けられるのは若いうちだけですし、失敗しても、若ければご自身の本業のお仕事でいくらでも取り返せます。失敗を恐れずトライしてみてると後々の人生が豊かになることでしょう。自己責任でレッツトライ！
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2021年5月24日
